ノハラアザミの花

ノハラアザミの花ノハラアザミに似ている花(タムラソウトネアザミノアザミ)との違いノハラアザミを見た経験談を紹介しています。

ノハラアザミを初めて見た日

ノハラアザミの花を初めて見たのは、2017年10月8日に、東京都八王子市・長池公園で見ることができた。

ノハラアザミの花(ノハラアザミの花 2024年9月30日撮影)

ノハラアザミの名前の由来

ノハラアザミの名前の由来は、野原に多く生えるアザミであることから、植物学者・牧野富太郎が名付けた。

ノハラアザミの花言葉

ノハラアザミの花言葉は、「心の成長」・「独立」・「自立」

ノハラアザミの生えている場所

ノハラアザミの生えている場所は、自分が見た限りでは、林下の草むらに生えているのを確認することができた。

ノハラアザミに似ている花

ノハラアザミに似ている花との違いをまとめました。

タムラソウとの違い

厄介なのが、タムラソウの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。

違いは葉っぱのトゲの有無

  • タムラソウ 無い
  • ノハラアザミ 有り

タムラソウの葉(参考 タムラソウの葉)

ノハラアザミの葉(ノハラアザミの葉)

タムラソウの花(参考 タムラソウの花)

ノハラアザミの花(ノハラアザミの花)

両者の違いは、葉っぱのトゲの有無を確認すれば、間違えることは無い。

タムラソウの記事はこちらからどうぞ

トネアザミ(タイアザミ)との違い

厄介なのが、トネアザミ(タイアザミ)の花によく似ていて、判別が難しいと感じる。

違いは総苞片(そうほうへん)の反り返り

  • トネアザミ 総苞片は長く、反り返る
  • ノハラアザミ 総苞片は短く、反り返らない

ちなみに総苞片とは、キク科では花を保護する葉っぱをいう。

ノハラアザミの総苞片(ノハラアザミの総苞片)

トネアザミの花(参考 トネアザミの花)

ノハラアザミの花(ノハラアザミの花)

両者の違いは、総苞片の反り返りを確認すれば、間違えることは無い。

トネアザミの記事はこちらからどうぞ

ノアザミとの違い

厄介なのが、ノアザミの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。

1.花期

  • ノアザミ 初夏(5~8月)
  • ノハラアザミ 秋(8~10月)

2.総苞(そうほう)の違い

  • ノアザミ ネバネバして、平ら
  • ノハラアザミ ネバネバしておらず、トゲトゲしている

ちなみに総苞とは、花全体を基部で包む、うろこ状の集まりをいう。

ノハラアザミの総苞片(ノハラアザミの総苞)

ノアザミの花(参考 ノアザミの花)

ノハラアザミの花(ノハラアザミの花)

両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。

ノアザミの記事はこちらからどうぞ

ノハラアザミを見た経験談

2024年9月30日、秋の花を探しに、東京都八王子市・長池公園を訪れる。
公園内・第1デッキの前を通ると、アザミの花が目に飛び込む。
下のプレートを見ると、ノハラアザミと表記されていることから、ノハラアザミの花とわかった。

ノハラアザミの花(ノハラアザミの花 2024年9月30日撮影)

まずノハラアザミの花は、名前や特徴を知らなければ、アザミの花か?だけで認識してしまう。
しかし、ノハラアザミの花ピンク色で、草の高さが1mあることから、目につきやすい。

ノハラアザミの花(ノハラアザミの花 2024年9月30日撮影)

ノハラアザミの全体像(ノハラアザミの全体像)

ノハラアザミの花は、アザミ類では普通に見ることができる
ちなみにノハラアザミを含めたアザミ類の花は、秋に集中して咲くことが多く、専門家でも判別に頭を悩ませてしまう。

ノハラアザミは名前の由来どおり、草むら(野原)に生えていることが多い

長池公園のノハラアザミの花はちょうど見ごろであり、花付きのよいものを選んで、撮影することができた。

ノハラアザミの花(ノハラアザミの花 2024年9月30日撮影)


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ノハラアザミ(キク科)花期8~10月
分布 本州(中部地方以北)
田んぼの土手などの人里周辺から、山地の草原や林縁などに生える。
根生葉(こんせいよう)は花期にも残り、羽状に中ほどまで裂ける。
ちなみに根生葉とは、地上の茎の根元についている葉をいう。
葉脈は赤紫色を帯びるのが特徴である。
総苞にはクモ毛があり、触っても粘らない。
花茎には毛が生えることが多いが、無毛の株もある。
茎につく葉は常に茎を抱く。
日光には変種で、花柄の長いニッコウアザミも多い。
(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)


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