・ノウルシの花・トウダイグサとの違いを紹介しています。
ノウルシの花を初めて見た日
ノウルシの花を初めて見たのは、2018年3月11日に、埼玉県さいたま市桜区・田島ヶ原で見ることができた。
(ノウルシの花 2021年3月26日撮影)
ノウルシの名前の由来
ノウルシの名前の由来は、茎や葉っぱを切ると、乳白色の汁が出て、ウルシと同じようにかぶれるところから名付けられた。
ノウルシの生えている場所
ノウルシの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい河川敷で、氾濫(はんらん)するような場所に群生しているのを確認することができた。
トウダイグサとの違い
厄介なのが、トウダイグサの花に少し似ている。
違いは生えている場所
- トウダイグサ 日当たりのよい乾いた道ばた・草地
- ノウルシ 氾濫(はんらん)の多い、河川の湿った場所
(参考 トウダイグサの花)
(ノウルシの花)
両者の違いは、生えている場所を確認すれば、間違えることは無い。
トウダイグサの記事はこちらからどうぞ
・トウダイグサの花・トウダイグサに似ている花との違いを紹介しています。 トウダイグサの花を初めて見た日 トウダ…
ノウルシを見た経験談
2021年3月26日、茨城県常総市・小貝川河川敷を訪れる。
河川敷を散策していると、植物全体は緑色であるが、上の部分が少し黄色を帯びた花が、たくさん咲いている姿が目に飛び込む。
近づいてみると、ノウルシの花が今が見ごろとばかりに、花の最盛期を迎えていた。
(ノウルシの花の群落 2021年3月26日撮影)
ノウルシは植物全体が緑色であるからか、植物観察に関心が無いと、見過ごしてしまう。
しかし、ノウルシは氾濫が起きやすい河川敷であれば、群生して生えている。
(ノウルシの花 2021年3月26日撮影)
ノウルシは普通に見られる花では無い。
また河川敷が整備されると、絶滅することから、国の絶滅危惧種に指定されている。
ノウルシの花がちょうど見ごろであり、被写体に困ること無く、撮影することができた。
(ノウルシの花 2021年3月26日撮影)
ノウルシ(トウダイグサ科)花期4~5月
分布 北海道・本州・四国・九州
準絶滅危惧(NT)
川のそばなど湿り気が充分ある場所に生える。
群生して高さ40cmほどになる。
花の下につく苞葉(ほうよう)が黄色で、遠くから眺めると、これが花びらのように見える。
ちなみに苞葉とは、芽やつぼみを包んでいる特殊な形をした葉をいう。
丸い玉状の雌花に、いぼのような突起が密生するのが特徴。
トウダイグサ科の仲間は、雌花の子房(しぼう)の形状で見分ける。
ちなみに子房とは、花の雌しべの下の端のふくらんでいる部分をいい、受精して果実になる。
ノウルシの仲間は、すべて有毒植物である。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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