オオナンバンギセルの花

オオナンバンギセルの花ナンバンギセルとの違いオオナンバンギセルを見た経験談を紹介しています。

オオナンバンギセルの花を初めて見た日

オオナンバンギセルの花を初めて見たのは、2021年8月24日に、山梨県富士吉田市・高座山(たかざすやま)で見ることができた。

オオナンバンギセルの花(オオナンバンギセルの花)

オオナンバンギセルの名前の由来

オオナンバンギセルの名前の由来は、まず「ナンバンギセル」について、長い柄の先に咲く花の形が、西洋人の使っていたキセル(喫煙パイプ)に似ているところから名付けられた。

次に「オオ」については、大形であるところからと考えられる。

別名 ヤマナンバンギセル

オオナンバンギセルの生えている場所

オオナンバンギセルの生えている場所は、自分が見た限りでは、標高1000mぐらいのカヤト草原に生えているのを確認することができた。

ナンバンギセルとの違い

厄介なのが、ナンバンギセルの花によく似ていて、判別が少し難しいと感じる。

違いはまず生えている環境

  • ナンバンギセル 低地
  • オオナンバンギセル 標高1000m前後の山地

また花の大きさも違い

  • ナンバンギセル 3~3.5cm
  • オオナンバンギセル 4~6cm

ナンバンギセルの花(参考 ナンバンギセルの花)

オオナンバンギセルの花(オオナンバンギセルの花)

両者の違いは、最初にナンバンギセルの花を見て、次にオオナンバンギセルの花を見ると、理解しやすい。

オオナンバンギセルを見た経験談

2021年8月24日、山の花を探しに、山梨県富士吉田市・高座山を訪れる。
高座山のカヤト草原を歩いていて、樹林帯に入ると、いきなり大きなナンバンギセルの花に出くわす。
近づいてみると、ナンバンギセルより大きいことから、オオナンバンギセルの花とわかった。

オオナンバンギセルの花(オオナンバンギセルの花)

オオナンバンギセルの花を初めて見たとき、ナンバンギセルより大きいと感じたのが、率直な感想であった。
また、名前の由来であるキセルの形は、オオナンバンギセルのほうが花が大きいこともあり、様になっている。
さらに、花の形が奇妙なので、見方によっては面白いが、どこか怖い印象を持ってしまう。

オオナンバンギセルの花(オオナンバンギセルの花)

オオナンバンギセルは、株数はかなり少ない
前記のことから、国の絶滅危惧種に指定されていないが、地方自治体によっては絶滅危惧種に指定されている。

オオナンバンギセルの花が、タイミングよく咲いていて、花の向きを考慮して撮影することができた。

オオナンバンギセルの花(オオナンバンギセルの花)


オオナンバンギセル(ハマウツボ科)花期7~9月
分布 本州・四国・九州
草の高さは20~30cmの1年草。
寄生植物。
シバスゲやヒメノガリヤスに寄生する。
ナンバンギセルによく似ているが、全体に大きく、花の茎も太い。
花は明るい紅紫色で大きく、花冠(かかん)の先には細かいギザギザがある。
ちなみに花冠とは、花びらの集合体をいう。
萼(がく)は先がとがらず、淡紅紫色の筋も無い。
ちなみにとは、雄しべと雌しべを囲んでいるものが二重になっているもので、外側にあるものをいう。


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