
・オウレンの花・オウレンに似ている花(セリバオウレン・バイカオウレン)との違い・オウレンを見た経験談を紹介しています。
オウレンの花を初めて見た日
オウレンの花を初めて見たのは、2025年3月17日に、東京都八王子市・東京薬科大学薬用植物園で見ることができた。
(オウレンの花)
オウレンの名前の由来
オウレンの名前の由来は、漢字表記は「黄連」で、根茎の切り口が黄色く、節で連なっていることから名付けられた。
また葉っぱの形がキクの葉っぱに似ているところから、別名 キクバオウレン。
オウレンの花言葉
オウレンの花言葉は、「揺れる恋」・「変身」・「栄誉」・「希望」
オウレンの生えている場所
オウレンの生えている場所は、自生のものは、北海道・本州(日本海側)の山地の林下に生えている。
ただ植物園で見ることができ、自分が見た限りでは、東京薬科大学薬用植物園で見ることができた。
オウレンに似ている花
オウレンに似ている花との違いをまとめました。
セリバオウレンとの違い
厄介なのが、セリバオウレンによく似ていて、判別が難しいと感じる。
1.分布域
- セリバオウレン 本州(太平洋側)・四国
- オウレン 北海道・本州(日本海側)
2.葉っぱの形
- セリバオウレン セリの葉っぱに似て、2回3出複葉
- オウレン キクの葉っぱに似て、3出複葉
ちなみに複葉とは、小葉(=葉身が二つ以上に分かれた葉っぱのそれぞれ)が集まって、一まとまりになっている葉っぱをいう。
(参考 セリバオウレンの葉)
(オウレンの葉)
(参考 セリバオウレンの花)
(オウレンの花)
両者の違いは、葉っぱの形を確認すれば、間違えることは無い。
セリバオウレンの記事はこちらからどうぞ
・セリバオウレンの花を紹介しています。 セリバオウレンの花を初めて見た日 セリバオウレンの花を初めて見たのは、…
バイカオウレンとの違い
名前が被っているバイカオウレンがあるが、特徴は明らかに違う。
1.花の形
- バイカオウレン 梅の花に似て、萼片(がくへん)の幅は広い
- オウレン 黄色く濁った白色で、萼片は長披針形で、先はとがる
ちなみに萼片とは、花の外側にある集合体をいう。
(参考 バイカオウレンの花)
(オウレンの花)
2.葉っぱの形
- バイカオウレン 5小葉
- オウレン キクの葉っぱに似て、3出複葉
ちなみに小葉とは、複数で構成されている小さい葉っぱをいう。
また複葉とは、小葉(=葉身が二つ以上に分かれた葉っぱのそれぞれ)が集まって、一まとまりになっている葉っぱをいう。
(参考 バイカオウレンの葉)
(オウレンの葉)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
バイカオウレンの記事はこちらからどうぞ
バイカオウレンの花を紹介しています。
オウレンを見た経験談
2025年3月17日、春の花を探しに、東京都八王子市・東京薬科大学薬用植物園を訪れる。
園内・自然観察路を歩いていると、林の下に、白色の花がたくさん咲いているのが目にとまった。
近づいてみると、プレートに「キクバオウレン」と表記されていることから、オウレンの花であることがわかった。
(オウレンの花)
オウレンの花を初めて見たとき、「セリバオウレンの花によく似ている」というのが率直な感想である。
(オウレンの花)
東京薬科大学薬用植物園は、オウレンの右隣にセリバオウレンが植えられていて、花が混ざって咲いていると、判別に苦労してしまう。
ただ両者の葉っぱの形は明らかに違い、葉っぱの形を確認したほうが早い。
(オウレンの花)
(オウレンの葉)
オウレンの花の大きさは1cm前後と小さいが、群生していることから、目につきやすい。
(オウレンの花)
ちなみにオウレンを含めたオウレン属は似た花が多く、植物観察初心者にとって、判別に頭を悩ませてしまう。
自分も毎年オウレン属の特徴を、図鑑やインターネットで確認しているが、翌年になると忘れていることが多い。
オウレンの根茎は薬用に利用され、健胃薬・整腸薬として煎じて飲用する。
オウレンの花がたくさん咲いていて、被写体を選ぶのに迷うほどであった。
今後の宿題として、自生のオウレンの花やオウレンの雄花・雌花を撮影することである。
(オウレンの花)
オウレン(キンポウゲ科)花期3~4月
分布 北海道・本州(日本海側)
北海道の西南部と本州の主に日本海側に生え、春早く、雪解けを待たずに花が咲き出す。
花には雄花と雌花がある。
雄花は花びらが白くて先端がとがり、雌花は紫色を帯びることが多い。
葉は雪の下でも枯れずに青々としている。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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