トサノクロムヨウランの花を紹介しています。

トサノクロムヨウランの花を初めて見た日

トサノクロムヨウランの花を初めて見たのは、2021年7月26日で、場所は東京都町田市で見ることができた。

トサノクロムヨウランの花(トサノクロムヨウランの花)

トサノクロムヨウランの名前の由来

トサノクロムヨウランの名前の由来は、まず「クロムヨウラン」については、漢字表記は「無葉蘭」と書き、植物全体が黒色で、葉が無いことから名付けられたとされている。

次に「トサノ」については、昔の高知県の「土佐」からきている。

トサノクロムヨウランの生えている場所

トサノクロムヨウランの生えている場所は、自分が見た限りでは、夏でも少し日が差す暗い林の下に生えているのを確認することができた。

クロムヨウランとの違い

図鑑・「山渓ハンディ図鑑 山に咲く花(山と渓谷社著)」ではクロムヨウランで紹介されている。
しかし、2018年に神戸大学の教授などの学説によると、花が開くものを「トサノクロムヨウラン」、つぼみのまま自家受粉するものを「クロムヨウラン」とわけることを発表している。

トサノクロムヨウランを見た経験談

トサノクロムヨウランの名前を知ったのは2017年で、そのときは「クロムヨウラン」で紹介されていた。
しかし、トサノクロムヨウランを見る機会が仕事や用事で訪れることは無かった。

やっと機会が訪れたのは、自分が見ている花ブログに、トサノクロムヨウランの花の場所が細かく掲載されていたので、2021年7月26日に自生地を訪れることとした。

自生地に行く電車の中で、空がかなり天気が曇っていて、トサノクロムヨウランの花が咲くのか心配であった。
ちなみにトサノクロムヨウランは、天気が晴れた日の午前7~11時にしか花が開かず、午後には花が閉じてしまう

トサノクロムヨウランの自生地に着いて、散策路をウロウロ探していると、トサノクロムヨウランの枯れた黒色の花の茎をすぐに見つけることができた。

出始めたトサノクロムヨウランの花の茎(出始めたトサノクロムヨウランの花の茎)

辺りをよく探すと、昨日花が開いて閉じた株がところどころにあった。
トサノクロムヨウランの花を探している途中、花を探しているおば様と出会った。
おば様と一緒にトサノクロムヨウランの花を探すことした。

すると、おば様のほうは出たばかりのトサノクロムヨウランの株をすぐ見つけることが出来るが、自分は出たばかりの株が土や落ちている小枝と色と似ていて、全然見つけることが出来ない。
また汗の臭いで寄ってくるヤブ蚊や湿気が多くて、花を探すのが大変であった。

そして、トサノクロムヨウランの株が多くあった斜面を2人で探して、やっとトサノクロムヨウランの花が咲いている株を見つけることができた。
トサノクロムヨウランの花は全体的に白色だが、花の真ん中に紫色のアクセントがとても綺麗であった

トサノクロムヨウランの花(トサノクロムヨウランの花)

午前中にしか花が開かないトサノクロムヨウランを見れたことに感動を覚え、10枚くらい撮影したが、まともに撮影できたのは1枚だけであった。
また撮影したとき、花の向きも真正面に向いておらず、イマイチな被写体となり、悔しい思いをする。

今後の宿題として、真正面に向いたトサノクロムヨウランの花を撮影することである

トサノクロムヨウランの花(トサノクロムヨウランの花)


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トサノクロムヨウラン(ラン科)花期7~9月
分布 本州(関東地方以西)・四国・九州
山地や丘陵の林内に生える葉緑素を持たない腐生植物。
ちなみに葉緑素とは、植物の細胞にある緑色の色素をいう。
さらに腐生植物とは、光合成することがなく、菌(きん)類と共生して栄養を得て生活している植物をいう。
茎は細くてかたく、暗紫色で、高さ20~40cm。
茎の上部に数個の花をつける。
花は淡褐色~淡紫褐色。
萼片(がくへん)や側花弁とも倒披針形で長さ1.5~1.8cm。
唇弁(しんべん)は白色で淡紫色を帯び、先端内面に紫色の突起毛がある。
ちなみに唇弁とはくちびる状の花びらを指し、ラン科に多く見られる特徴である。
(山渓ハンディ図鑑 山に咲く花参照)


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