
・ユウシュンランの花・ギンランとの違い・ユウシュンランを見た経験談を紹介しています。
ユウシュンランの花を初めて見た日
ユウシュンランの花を初めて見たのは、2025年4月20日に、神奈川県横浜市で見ることができた。
(ユウシュンランの花)
ユウシュンランの名前の由来
ユウシュンランの名前の由来は、発見者である工藤祐舜(ゆうしゅん)からであり、宮部金吾によって名付けられた。
ユウシュンランの生えている場所
ユウシュンランの生えている場所は、自分が見た限りでは、丘陵地の林下に生えているのを確認することができた。
ギンランとの違い
厄介なのが、ギンランの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。
1.草の高さ
- ギンラン 30~70cm
- ユウシュンラン 10~15cm
2.葉っぱの構成
- ギンラン 3~5枚に構成され、大きく革質で、縦じわがあり、濃い緑色
- ユウシュンラン 1~2枚に構成され、小さく、全体的に貧弱
(参考 ギンランの花)
(ユウシュンランの花)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
ギンランの記事はこちらからどうぞ
・ギンランの花・ササバギンランとの違いを紹介しています。 ギンランの花を初めて見た日 ギンランの花を初めて見た…
ユウシュンランを見た経験談
2025年4月20日、ユウシュンランの花を目当てに、神奈川県横浜市を訪れる。
横浜市のユウシュンラン自生地に着いて、指定の場所をウロウロ探すが、見つけることができない。
もう1度、指定の場所を見渡すと、おじ様がカメラで何か撮影している。
もしかしてと思い、おじ様に「何を撮影しているか?」聞いてみると、1m先の場所にユウシュンランの花が咲いていた。
(ユウシュンランの花)
ユウシュンランの草の高さは10~15cmと低すぎて、人に教わらないとわからない。
ただユウシュンランの草の高さが低いことが手伝い、白色の花は「小さくて可愛い」。
(ユウシュンランの花)
ユウシュンランはギンラン類では「全体的に1番小さい」と、現地で観察していて実感する。
(ユウシュンランの花)
ユウシュンランの名前の由来は「工藤祐舜」にちなみ、個人的にユウシュンランの植物名は「カッコいい」と思ってしまう。
ちなみにユウシュンランは、生育地が限られて株数が少なく、盗掘が追い打ちをかけていることから、国の絶滅危惧種に指定。
自分がユウシュンランを見た神奈川県も、絶滅危惧ⅠB類に該当している。
ユウシュンランの花はピークを過ぎていたが、新しく咲いている株もあり、なんとか撮影することができた。
しかし、横浜市のユウシュンラン自生地は、距離が1m以上の場所に生えているものが多く、ズーム撮影に苦労してしまう。
(ユウシュンランの花)
ユウシュンラン(ラン科)花期4~6月
分布 北海道・本州・四国・九州
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
葉はほとんどが鞘状に退化するが、上部の1個のみは普通の葉に近く、長さ1~2cm。
花柄の基部に苞葉(ほうよう)が1~2個ある。
ちなみに苞葉と、芽やつぼみを包んでいる特殊な形をした葉をいう。
花は2~3個つき、白色の半開状で、長さ約1cm。
(山渓ハンディ図鑑 山に咲く花参照)
今回の記事が参考になれば、応援クリックよろしくお願いします^^

にほんブログ村