
・ナルコユリの花・ホウチャクソウとの違い・ナルコユリを見た経験談を紹介しています。
ナルコユリの花を初めて見た日
ナルコユリの花を初めて見たのは、2016年5月28日に、東京都八王子市・片倉城跡公園で見ることができた。
(ナルコユリの花 2025年5月26日撮影)
ナルコユリの名前の由来
ナルコユリの名前の由来は、花がたくさんぶら下がる様子を、鳥が追う鳴子に見立てたところから名付けられた。
ちなみに鳴子とは、作物を荒らす鳥などを田畑から追い払うための仕掛け。
今の時代に鳴子と言われても、ピンとこない。
ナルコユリの花言葉
ナルコユリの花言葉は、「元気を出して」・「あなたを偽れない」・「小さな思い出」・「心の痛みの分かる人」
ナルコユリの生えている場所
ナルコユリの生えている場所は、自分が見た限りでは、丘陵地の林下に生えているのを確認することができた。
ホウチャクソウとの違い
厄介なのが、ホウチャクソウの花に少し似ている。
1.花期
- ホウチャクソウ 4~5月(主に春本番)
- ナルコユリ 5~6月(主に初夏)
2.花の大きさ
- ホウチャクソウ 2.5~3cm
- ナルコユリ 1.7~2.3cm
(参考 ホウチャクソウの花)
(ナルコユリの花)
3.葉っぱの形
- ホウチャクソウ 長楕円形~広い楕円形で先はとがり、光沢がある
- ナルコユリ 披針形~狭い披針形で、やや細長い
(参考 ホウチャクソウの葉)
(ナルコユリの葉)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
ホウチャクソウの記事はこちらからどうぞ
ホウチャクソウの花・ワニグチソウとの違いを紹介しています。
ナルコユリを見た経験談
2025年5月26日、初夏の花を探しに、東京都八王子市・長沼公園を訪れる。
園内・霧降の道を歩いていると、淡い緑色の花がぶら下がって咲いている。
近づいてみると、ナルコユリの花を確認することができた。
(ナルコユリの花 2025年5月26日撮影)
ナルコユリの花は淡い緑色で、葉っぱの色に似ていることから、図鑑やインターネットで特徴を知らないと、見逃してしまう。
しかし、ナルコユリの花の特徴がわかると、縦に並んで垂れ下がって咲いている姿は「面白いなぁ~」と実感する。
(ナルコユリの花 2025年5月26日撮影)
ナルコユリの花は1つ1つ小さくて可愛いが、縦に垂れ下がって咲いている姿は立派である。
(ナルコユリの全体像)
ちなみにナルコユリに似ている花(アマドコロ・ミヤマナルコユリなど)は、初夏に咲くものが多く、植物観察初心者にとって、判別に苦労させられる。
しかし、ナルコユリの花は5~6月に咲き、上記の花に比べて、開花が遅い。
ナルコユリの葉っぱは、花が小さい姿とは裏腹に、細長い形をして、先端がとがっていることから、怖い印象を受ける。
(ナルコユリの葉)
長沼公園のナルコユリの花はちょうど見ごろで、咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
しかし、ナルコユリの生えている場所は他の植物と混ざっていて、被写体を撮影するのに苦労してしまう。
(ナルコユリの花 2025年5月26日撮影)
ナルコユリ(ユリ科 APG分類ではキジカクシ科)花期5~6月
分布 北海道・本州・四国・九州
ナルコユリは茎が丸いのが特徴で、アマドコロの茎は角ばっている。
またナルコユリのほうが花つきもよく、葉の付け根に3~5個ずつ花がつく。
葉の中央に白いすじが入ることが多いのも区別点の1つ。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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