トサノクロムヨウランの花

トサノクロムヨウランの花を紹介しています。

トサノクロムヨウランの花を初めて見た日

トサノクロムヨウランの花を初めて見たのは、2021年7月26日に、東京都町田市・大戸緑地で見ることができた。

トサノクロムヨウランの花(トサノクロムヨウランの花 2021年7月26日撮影)

トサノクロムヨウランの名前の由来

トサノクロムヨウランの名前の由来は、まず「クロムヨウラン」について、植物全体が黒色であり、葉っぱが無いことから名付けられた。

次に「トサノ」については、「土佐(今の高知県)」からきている。

トサノクロムヨウランの生えている場所

トサノクロムヨウランの生えている場所は、自分が見た限りでは、夏でも薄日が差す丘陵地の林下に生えているのを確認することができた。

クロムヨウランとの違い

2018年に神戸大学の教授などの学説によると、花が開くものトサノクロムヨウランつぼみのまま自家受粉するものクロムヨウランと分けることを発表している。

トサノクロムヨウランを見た経験談

2024年7月22日、トサノクロムヨウランの花を目当てに、東京都町田市・大戸緑地を訪れる。
緑地内・雨乞いの碑までの道に、トサノクロムヨウランの株は見つかるが、午前7時過ぎに花は開いていない。

後から来たおば様もトサノクロムヨウランの花を目当てに、大戸緑地を訪れ、開花時間まで一緒にウロウロしながら、花の話で盛り上がる。

午前9時をまわり、トサノクロムヨウランの生えている場所も太陽の光が当たり出すので、戻ることにする。
トサノクロムヨウランの生えている場所に着くと、先客がいて、目の前に花が咲いているのを確認することができた。

トサノクロムヨウランの花(トサノクロムヨウランの花 2024年7月22日撮影)

トサノクロムヨウランの花を見ていて、紫色のワンポイントが神秘的である
またトサノクロムヨウランの花は、午前中に開花し、午後にしぼむ1日花

トサノクロムヨウランの花(トサノクロムヨウランの花 2024年7月22日撮影)

トサノクロムヨウランは花が開いていると、わかりやすい。
しかし、花が開いていないと、トサノクロムヨウランの株は土と同じ色なので、探すのが難しい。

トサノクロムヨウランの全体像(トサノクロムヨウランの全体像)

2024年7月22日、大戸緑地トサノクロムヨウランの花を見たとき、花はしっかり開いていた。
しかし、前日トサノクロムヨウランの花を見に大戸緑地を訪れた人は、花は1輪も開いていなかったという話を耳にする。
上記のことから、大戸緑地のトサノクロムヨウランの花は、1日おきに開くことがわかる

トサノクロムヨウランの花(トサノクロムヨウランの花 2024年7月22日撮影)

トサノクロムヨウランの花を目当てに大戸緑地を訪れた人は、平日の猛暑であるにも関わらず、10人以上いたことにビックリする。
また撮影している人がいると、目の前にトサノクロムヨウランの花が開いているので、わかりやすい。

トサノクロムヨウランの花がしっかり開いている株を見ることができ、いいタイミングで撮影できたことにホッとする。
ただトサノクロムヨウランの花を観察するとき、ヤブ蚊が多いので、虫よけ対策が必要

トサノクロムヨウランの花(トサノクロムヨウランの花 2024年7月22日撮影)


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トサノクロムヨウラン(ラン科)花期7~9月
分布 本州(関東地方以西)・四国・九州
山地や丘陵の林内に生える葉緑素を持たない腐生植物。
ちなみに葉緑素とは、植物の細胞にある緑色の色素をいう。
また腐生植物とは、光合成することがなく、菌(きん)類と共生して栄養を得て生活している植物をいう。
茎は細くてかたく、暗紫色で、高さ20~40cm。
茎の上部に数個の花をつける。
花は淡褐色~淡紫褐色。
萼片(がくへん)や側花弁とも倒披針形で長さ1.5~1.8cm。
ちなみに萼片とは、花の外側にある集合体をいう。
唇弁(しんべん)は白色で淡紫色を帯び、先端内面に紫色の突起毛がある。
ちなみに唇弁とは、くちびる状の花びらを指し、ラン科に多く見られる特徴である。
(山渓ハンディ図鑑 山に咲く花参照)


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