・ハルリンドウの花・フデリンドウとの違い・ハルリンドウを見た経験談を紹介しています。
ハルリンドウの花を初めて見た日
ハルリンドウの花を初めて見たのは、2022年4月2日に、千葉県山武市・成東食虫植物群落で見ることができた。
(ハルリンドウの花)
ハルリンドウの名前の由来
ハルリンドウの名前の由来は、春に咲くリンドウであるところから名付けられた。
ハルリンドウの花言葉
ハルリンドウの花言葉は、「高貴」・「真実の愛」
ハルリンドウの生えている場所
ハルリンドウの生えている場所は、自分が見た限りでは、湿った場所に群生しているのを確認することができた。
フデリンドウとの違い
厄介なのが、同じ時期に花が咲く、フデリンドウによく似ていて、判別が難しいと感じる。
1.生えている場所
- フデリンドウ 山地の乾いた草地
- ハルリンドウ 山地の湿った草地・湿地
2.咲いている状態
- フデリンドウ 1本の花茎の先に、1~数個の花が咲く
- ハルリンドウ 花茎を何本も立て、まとまって咲く
3.根生葉の有無
- フデリンドウ 無し
- ハルリンドウ 有り
ちなみに根生葉とは、地上の茎の根元についている葉っぱをいう。
(参考 フデリンドウの花)
(ハルリンドウの花)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
フデリンドウの記事はこちらからどうぞ
・フデリンドウの花・フデリンドウに似ている花との違いを紹介しています。 フデリンドウの花を初めて見た日 フデリ…
ハルリンドウを見た経験談
2022年4月、成東食虫植物群落のブログを見ると、ハルリンドウの花が紹介されていたので、現地に向かう。
成東食虫植物群落に着くと、湿原は野焼きした後で、九十九里の開けた場所にあることから、海風がまともに入る。
上記の影響で、風が冷たくて寒く、周囲はどこか殺風景であった。
湿原を散策していると、紫色の小さい花が目に飛び込む。
近づいてみると、ハルリンドウの花が咲き始めであった。
(ハルリンドウの花)
ハルリンドウの花を見て最初に思ったことは、晩秋に花が咲くリンドウの花より小ぶりであった。
また今まで春に花が咲くリンドウの仲間を見てきて、ハルリンドウの花は鮮やかな青色をしていた。
本来なら標高1000m近い山の湿った場所に行かないと、ハルリンドウの花は見ることができない。
しかし成東食虫植物群落は標高が10m満たない場所にあって、ハルリンドウの花を見ることができる貴重な場所である。
ハルリンドウの花はリンドウの仲間に言えることだが、天気が晴れたときにしか花が開かない。
(ハルリンドウの花)
ハルリンドウの花を初めて見た日に、世間はソメイヨシノの花を目当てに、たくさんの人でにぎわっているニュースが多く取り上げられ盛り上がっていた。
2022年4月現在のコロナウイルスの現状を考えると、人の多すぎる場所に行く気にもなれず、成東食虫植物群落で自分以外に誰もいなかったで、ハルリンドウの花を静かに観察することができた。
ハルリンドウの花は点々と咲いていて、被写体を選ぶのに迷うほどであった。
しかし、現地で見たハルリンドウの鮮やかな紫色の花を、鮮明に表現することが出来ないのは悔しいところである。
(ハルリンドウの花)
(ハルリンドウのつぼみ)
ハルリンドウ(リンドウ科)花期3~5月
分布 本州・四国・九州
湿った草地や湿原など、腰を降ろすのをためらうような湿り気のある場所に生える。
フデリンドウは単独で生えることが多いが、ハルリンドウは群生することが多い。
草の高さは15cmほどになる。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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