コミヤマスミレの花

コミヤマスミレの花コミヤマスミレに似ている花(ツボスミレフモトスミレとの違いコミヤマスミレを見た経験談を紹介しています。

コミヤマスミレの花を初めて見た日

コミヤマスミレの花を初めて見たのは、2016年5月8日に、東京都八王子市・高尾山で見ることができた。

コミヤマスミレの花(コミヤマスミレの花 2024年4月29日撮影)

コミヤマスミレの名前の由来

コミヤマスミレの名前の由来は、「小深山スミレ」の意味から名付けられた。

コミヤマスミレの生えている場所

コミヤマスミレの生えている場所は、自分が見た限りでは、沢沿い近くの林下・湿り気のある場所に生えているのを確認することができた。

コミヤマスミレに似ている花

コミヤマスミレに似ている花との違いをまとめました。

ツボスミレとの違い

厄介なのが、同じような場所に生えるツボスミレの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。

違いは葉っぱの形

  • ツボスミレ 心形~腎形
  • コミヤマスミレ 楕円形

ツボスミレの葉(参考 ツボスミレの葉)

コミヤマスミレの葉(コミヤマスミレの葉)

ツボスミレの花(参考 ツボスミレの花)

コミヤマスミレの花(コミヤマスミレの花)

両者の違いは、葉っぱの形を確認すれば、間違えることは無い。

ツボスミレの記事はこちらからどうぞ

フモトスミレとの違い

厄介なのが、フモトスミレの花に似ていて、判別が難しいと感じる。

1.生えている場所

  • フモトスミレ 山地の乾いた場所
  • コミヤマスミレ 山地の湿り気のある場所

2.萼片(がくへん)の反り返り

  • フモトスミレ 反り返らない・無毛
  • コミヤマスミレ 反り返って、毛が多い

ちなみに萼片とは、花の外側にある集合体をいう。

3.葉っぱの形

  • フモトスミレ 心形
  • コミヤマスミレ 楕円形

フモトスミレの葉(参考 フモトスミレの葉)

コミヤマスミレの葉(コミヤマスミレの葉)

フモトスミレの花(参考 フモトスミレの花)

コミヤマスミレの花(コミヤマスミレの花)

両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。

フモトスミレの記事はこちらからどうぞ

コミヤマスミレを見た経験談

2024年4月29日、コミヤマスミレの花を目当てに、神奈川県相模原市緑区・中野山を訪れる。

中野山の沢沿いの道を歩いていて、行き止まりにぶつかり、周囲を見渡すと、白色の小さいスミレの花が2輪咲いている。
近づいてみると、葉っぱが楕円形・深い緑色であることから、コミヤマスミレの花であることがわかった。

コミヤマスミレの花(コミヤマスミレの花 2024年4月29日撮影)

コミヤマスミレの葉(コミヤマスミレの葉)

コミヤマスミレの花の大きさは1~1.5cm小さいことから、名前や特徴を知らないと、見逃してしまう。
またコミヤマスミレの花をパッと見て、ツボスミレの花より大きく感じた

コミヤマスミレの花(コミヤマスミレの花 2024年4月29日撮影)

ちなみにコミヤマスミレの花は、平地のスミレの花が終わるころに咲き出す
上記のことから、花が咲くと、どこか寂しさを感じてしまう。

コミヤマスミレの花(コミヤマスミレの花 2024年4月29日撮影)

コミヤマスミレの葉っぱは、図鑑やインターネットに掲載されている写真は光沢があるように見えるが、実際に光沢は無い

コミヤマスミレの葉(コミヤマスミレの葉)

コミヤマスミレは山地の薄暗い湿り気のある場所に生えている。
ツボスミレとは、湿り気のある場所に生えていることが共通しているので、間違えやすい。

ちなみにコミヤマスミレは国の絶滅危惧種に指定されていないが、地方自治体によっては絶滅危惧種に指定されている。

コミヤマスミレの花は咲き始めであったが、花が小さいこともあり、ピントを合わせるのに苦労してしまう。
今後の宿題として、コミヤマスミレの萼片を撮影することである。

コミヤマスミレの花(コミヤマスミレの花 2024年4月29日撮影)

コミヤマスミレの全体像(コミヤマスミレの全体像)


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コミヤマスミレ(スミレ科)花期4~5月
分布 本州・四国・九州
日当たりのよい場所に生えるスミレが多いなかにあって、日陰の湿り気の多い場所に生育する。
沢沿いの苔むした石のそばなどに多い。
葉の形があまりスミレらしくないのと、花柄や葉柄にまばらな長い毛が生えるので、一目で区別できる。
葉の色が赤紫になるものや、白い斑(まだら)が出るものがある。
高さは10cmほどである。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)


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