・ムカゴサイシンの花・ムカゴサイシンを見た経験談を紹介しています。
ムカゴサイシンの花を初めて見た日
ムカゴサイシンの花を初めて見たのは、2023年5月28日に、東京都八王子市で見ることができた。
(ムカゴサイシンの花)
ムカゴサイシンの名前の由来
ムカゴサイシンの名前の由来は、地下球茎(きゅうけい)をムカゴ、葉っぱをカンアオイの仲間・サイシンに見立てたところから名付けられたとされている。
ちなみに球茎とは、地下茎の1種で、でんぷんなどの養分を蓄え、球形に肥大したもの。
ムカゴサイシンの生えている場所
ムカゴサイシンの生えている場所は、自分が見た限りでは、林の下に生えているのを確認することができた。
ムカゴサイシンを見た経験談
ムカゴサイシンの名前を知ったのは、2021年初夏に自分が見ている花ブログであった。
花ブログによると、東京都八王子市にムカゴサイシンがあることを紹介されていて、どうしても貴重なランの花を見たいと思っていた。
2023年4月下旬、東京都八王子市・長池公園でミドリタチツボスミレの花を撮影していたとき、2人のおば様に声をかけられた。
おば様と花談義をしていて、ムカゴサイシンの生えている場所を教えてもらうことができた。
2023年5月下旬に、自分が見ている花ブログで、ムカゴサイシンの花が開花したことが紹介されていて、自生地へ向かう。
現地に着くと、1人のおじさんが撮影していて、カメラの先に茶色の茎のようなものが群生している。
近づいてみると、ムカゴサイシンの花を確認することができた。
(ムカゴサイシンの花)
ムカゴサイシンの花を初めて見たとき、花が小さいことにビックリした。
また、植物全体が茶色なので、生えている場所がわからないと土と同じ色なので、見逃してしまう。
(ムカゴサイシンの全体像)
ムカゴサイシンの花はあまり開かないものが多いのか、同じ仲間のトサノクロムヨウランのように時間が来ないと完全に開かないのか、おじさんに聞いてみた。
すると、「花はこれで開くのがいっぱいいっぱい」であることを言っていた。
(ムカゴサイシンの花)
ちなみにムカゴサイシンの花が咲いているときに、葉っぱは出ていない。
また、花の寿命が短く、1週間以上過ぎると実になってしまう。
ムカゴサイシンは貴重なランで、国の絶滅危惧種に指定されている。
東京都では絶滅扱いになっていたが、復活したものと考えられる。
ムカゴサイシンの花がたくさん咲いていたので、咲いている向きを調整しての撮影となった。
しかし、自宅に帰宅して被写体を見ると、ボケたものばかりでガッカリしてしまった。
今後の宿題としては、被写体をハッキリ撮影することと、葉っぱの撮影である。
無事ムカゴサイシンの花を撮影することができた。
(ムカゴサイシンの花)
ムカゴサイシン(ラン科)花期5~6月
分布 本州(関東地方以西)~沖縄
絶滅危惧ⅠB類(EN)
草の高さ10cmほどの夏緑性の多年草。
地下に大きさ5~10mmの小さな球茎があり、そこから花の茎を出し、花は長さ5~10cmほど、大きさ1cmの1花をやや横向きにつける。
花は半開し、全体が淡褐色で、唇弁(しんべん)は白色に紫色の斑点がある。
ちなみに唇弁とは、くちびる状の花びらを指し、ラン科に多く見られる特徴である。
萼片(がくへん)と花びらは紫褐色で、線状披針形の長さ1~1.2cm。
ちなみに萼片とは、花の外側にある集合体をいう。
葉は花が咲いた後に、1枚のみ出る。
葉は五角形状心形で、幅3.5~4.5cm・長さ2~5cm。
葉に柄がある。
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