
・シロバナハンショウヅルの花・ハンショウヅルとの違い・シロバナハンショウヅルを見た経験談を紹介しています。
シロバナハンショウヅルの花を初めて見た日
シロバナハンショウヅルの花を初めて見たのは、2018年4月16日に、神奈川県横浜市栄区・横浜自然観察の森で見ることができた。
(シロバナハンショウヅルの花 2025年4月21日撮影)
シロバナハンショウヅルの名前の由来
シロバナハンショウヅルの名前の由来は、ハンショウヅルの仲間で、花が白色であることから名付けられた。
シロバナハンショウヅルの生えている場所
シロバナハンショウヅルの生えている場所は、自分が見た限りでは、丘陵地の林下に、他の植物に絡まって生えているのを確認することができた。
ハンショウヅルとの違い
厄介なのが、名前が被っているハンショウヅルがあり、特徴は明らかに違う。
1.花の色・形
- ハンショウヅル 赤紫色で、半鐘(はんしょう)に似て、ほっそりしている
- シロバナハンショウヅル 白色で、全体がふっくらしている
(参考 ハンショウヅルの花)
(シロバナハンショウヅルの花)
2.葉っぱの形
- ハンショウヅル 3出複葉で、小葉の縁のギザギザが細かい
- シロバナハンショウヅル 3出複葉で、小葉の縁のギザギザは粗い
ちなみに複葉とは、小葉(=葉身が2つ以上に分かれた葉っぱのそれぞれ)が集まって、一まとまりになっている葉っぱをいう。
(参考 ハンショウヅルの葉)
(シロバナハンショウヅルの葉)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
ハンショウヅルの記事はこちらからどうぞ
ハンショウヅルの花・ハンショウヅルを見た経験談を紹介しています。
シロバナハンショウヅルを見た経験談
2025年4月21日、シロバナハンショウヅルの花を目当てに、神奈川県横浜市栄区・横浜自然観察の森を訪れる。
タンポポの道・10~14番の標識の間を歩いていると、やぶに絡まって、白色の花がぶら下がって咲いている。
よく見ると、シロバナハンショウヅルの花が見ごろを迎えていた。
(シロバナハンショウヅルの花 2025年4月21日撮影)
シロバナハンショウヅルの花の大きさは2cm前後と小さいが、集まって咲くことから、目につきやすい。
またシロバナハンショウヅルの花が集まって咲いていると、圧巻の一言である。
(シロバナハンショウヅルの花 2025年4月21日撮影)
シロバナハンショウヅルの花は、見た目が少し怖い。
ただシロバナハンショウヅルの花が咲き出すと、初夏の訪れがもう少しであることを実感する。
(シロバナハンショウヅルの花 2025年4月21日撮影)
シロバナハンショウヅルの葉っぱは、3つに裂けていて、縁がギザギザしていることから、怖い印象を受ける。
上記の特徴であることから、意外と目につきやすい。
(シロバナハンショウヅルの葉)
シロバナハンショウヅルは植物名に「ハンショウヅル」と表記されているが、ハンショウヅルとは花の形が明らかに違う。
また名前が似た植物で、シロハンショウヅルもあるが、こちらも別物である。
ちなみにシロバナハンショウヅルは、環境の変化で株数が激減し、地方自治体によっては絶滅危惧種に指定されている。
シロバナハンショウヅルの花は見ごろを迎え、咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
(上記の2点ともシロバナハンショウヅルの花 2025年4月21日撮影)
シロバナハンショウヅル(キンポウゲ科)花期4~6月
分布 本州(関東地方以西)・四国・九州
林縁などで低木に絡む、つる性半低木。
葉は長い柄のある3出複葉。
ちなみに複葉とは、小葉(=葉身が二つ以上に分かれた葉のそれぞれ)が集まって、一まとまりになっている葉をいう。
小葉は卵形で、長さ3~8cm。
ちなみに小葉とは、複数で構成されている小さい葉をいう。
葉腋(ようえき)に広い鐘形で、淡い黄白色の花を開く。
ちなみに葉腋とは、茎や枝で、葉の付け根のすぐ上の部分をいう。
花びら状の萼片(がくへん)4個は広い楕円形で、長さ約2cm、外面は毛が有る。
ちなみに萼片とは、花の外側にある集合体をいう。
雄しべは無毛。
雌しべは多数で、ほぼ同じ長さ。
果実は平らな卵形で、先に約3cmの花柱(かちゅう)がある。
ちなみに花柱とは、雌しべ本体をいう。
(山渓ハンディ図鑑 山に咲く花参照)
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