トンボソウの花

トンボソウの花トンボソウに似ている花(オオバノトンボソウクモキリソウヤマサギソウ)との違いトンボソウを見た経験談を紹介しています。

トンボソウの花を初めて見た日

トンボソウの花を初めて見たのは、2024年8月5日に、神奈川県箱根・金時山で見ることができた。

トンボソウの花(トンボソウの花)

トンボソウの名前の由来

トンボソウの名前の由来は、花の姿がトンボに似ているところから名付けられた。

トンボソウの花言葉

トンボソウの花言葉は、「なつかしい関係」・「恋の心変わり」

トンボソウの生えている場所

トンボソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、山地の湿り気のある林下に生えているのを確認することができた。

トンボソウに似ている花

トンボソウに似ている花との違いをまとめました。

オオバノトンボソウとの違い

厄介なのが、名前が被っているオオバノトンボソウに似ていて、判別が難しいと感じる。

1.生えている場所

  • オオバノトンボソウ 低山や丘陵地の林下
  • トンボソウ 山地の湿り気のある林下

2.草の高さ

  • オオバノトンボソウ 30~60cm
  • トンボソウ 15~35cm

3.花の大きさ

  • オオバノトンボソウ 1.2~1.5cm
  • トンボソウ 0.5~0.6cm

オオバノトンボソウの花(参考 オオバノトンボソウの花)

トンボソウの花(トンボソウの花)

両者の違いは、最初にオオバノトンボソウを見て、次にトンボソウを見ると、全体の大きさが明らかに違うので、理解しやすい。

オオバノトンボソウの記事はこちらからどうぞ

クモキリソウとの違い

厄介なのが、クモキリソウによく似ていて、判別が難しいと感じる。

1.花期

  • クモキリソウ 6~8月(初夏がメイン)
  • トンボソウ 7~9月(真夏~初秋)

2.生えている場所

  • クモキリソウ 山地の林下
  • トンボソウ 山地の湿り気のある林下

3.葉っぱの形

  • クモキリソウ 広い卵形・縁は細かく波打つ
  • トンボソウ 狭い長楕円形

クモキリソウの葉(参考 クモキリソウの葉)

トンボソウの葉(トンボソウの葉)

クモキリソウの花(参考 クモキリソウの花)

トンボソウの花(トンボソウの花)

両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。

クモキリソウの記事はこちらからどうぞ

ヤマサギソウとの違い

厄介なのが、ヤマサギソウに似ていて、判別が難しいと感じる。

1.花期

  • ヤマサギソウ 5~7月(初夏がメイン)
  • トンボソウ 7~9月(真夏~初秋)

2.生えている場所

  • ヤマサギソウ 日当たりのよい草むら
  • トンボソウ 山地の湿り気のある林下

ヤマサギソウの花(参考 ヤマサギソウの花)

トンボソウの花(トンボソウの花)

両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。

ヤマサギソウの記事はこちらからどうぞ

トンボソウを見た経験談

2024年8月5日、山の花を探しに、神奈川県箱根・金時山を訪れる。
地蔵堂~足柄峠の尾根道に向かう登山道を歩いていると、緑色のピンとした花が目に入る。
近づいてみると、トンボソウの花が咲き始めであった。

トンボソウの花(トンボソウの花)

トンボソウを初めて見たとき、オオバノトンボソウに比べて、全体的に小さいと感じた

トンボソウの花(トンボソウの花)

またトンボソウは、名前や特徴を知らないと、他の草と同じ緑色なので、見逃してしまう。

トンボソウの全体像(トンボソウの全体像)

トンボソウの花はオオバノトンボソウの花より小さく下から上に順番に咲く

トンボソウの花(トンボソウの花)

トンボソウの名前の由来である「花の姿がトンボに似ている」と表記されているが、個人的にトンボソウの花はトンボより可愛いと感じる

トンボソウの花は咲き始めであり、咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
しかし、トンボソウの花は小さいことから、ピントを合わせるのに苦戦してしまう。

トンボソウの花(トンボソウの花)


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トンボソウ(ラン科)花期7~9月
分布 北海道・本州・四国・九州
湿り気のある林内に生える多年草。
葉は下部に2個あり、狭い長楕円形で、長さ8~12cm。
淡緑色の花を多数穂状につける。
萼片(がくへん)・側花弁(そくかべん)は長さ約2mm。
ちなみに萼片とは、花の外側にある集合体をいう。
また側花弁とは、左右相称、花で側方の出る花びらをいう。
唇弁(しんべん)は黄緑色がかった白色で、長さ約3.5mm、3裂しT字状で、中裂片(ちゅうれっぺん)は舌状。
ちなみに唇弁とは、くちびる状の花びらを指し、ラン科に多く見られる特徴である。
また中裂片とは、ランの花・下の花びらの中央部分をいう。
距(きょ)は白色で、長さ5~6mm、下方へ曲がる。
ちなみにとは、花の後ろに突き出した中空の角状をいう。
(山渓ハンディ図鑑 山に咲く花参照)


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