・マキノスミレの花・シハイスミレとの違いを紹介しています。
マキノスミレの花を初めて見た日
マキノスミレの花を初めて見たのは、2019年4月28日に、東京都奥多摩・高水三山で見ることができた。
(マキノスミレの花 2024年4月11日撮影)
マキノスミレの名前の由来
マキノスミレの名前の由来は、日本の植物界の父といわれる牧野富太郎を記念して名付けられた。
マキノスミレの花言葉
マキノスミレの花言葉は、「控え目」・「無邪気な恋」・「誠実」・「謙遜」
マキノスミレの生えている場所
マキノスミレの生えている場所は、自分が見た限りでは、山地や丘陵地の林下に生えているのを確認することができた。
シハイスミレとの違い
厄介なのが、シハイスミレに似ていて、分布域が重なるところでは、判別が難しい。
1.花の色
- シハイスミレ 濃いピンク色
- マキノスミレ 暗いピンク色
(参考 シハイスミレの花)
(マキノスミレの花)
2.葉っぱの形・葉裏の色
- シハイスミレ 長い卵形・葉裏は紫色を帯びる
- マキノスミレ 長い披針形・葉裏はわずかに紫色を帯びる
(参考 シハイスミレの葉)
(マキノスミレの葉)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
シハイスミレの記事はこちらからどうぞ
シハイスミレの花・シハイスミレに似ている花との違いを紹介しています。
マキノスミレを見た経験談
2024年4月11日、マキノスミレの花を目当てに、埼玉県入間市・加治丘陵を訪れる。
丘陵の尾根道を歩いていると、足元に暗いピンク色のスミレの花が目にとまる。
近づいてみると、葉っぱが長い披針形であることから、マキノスミレの花とわかった。
(マキノスミレの花 2024年4月11日撮影)
(マキノスミレの葉)
マキノスミレの花は、図鑑やインターネットに掲載されている写真に比べて、実物は1.2~1.5cmとかなり小さい。
また花が小さいこともあり、可愛い印象を受ける。
近くにタチツボスミレの花が咲いていて、両者の花の大きさを理解するには、よい場所であった。
(マキノスミレの花 2024年4月11日撮影)
マキノスミレの花はシハイスミレの花に似ているが、シハイスミレの濃いピンク色に比べて、マキノスミレのピンク色は暗いと感じた。
(マキノスミレの花 2024年4月11日撮影)
マキノスミレの葉っぱは、長い披針形で、スミレらしからぬ特徴である。
(マキノスミレの葉)
加治丘陵を歩いていると、マキノスミレの株数がかなり少ないと感じた。
インターネットでマキノスミレを調べると、埼玉県を含む南関東では絶滅危惧種に指定されている。
マキノスミレの花は咲き始めであり、小さい花にピントを合わせるのに苦労したが、5年ぶりに花を見れて、夢中に撮影してしまった。
(マキノスミレの花 2024年4月11日撮影)
マキノスミレ(スミレ科)花期4~5月
分布 本州(中部地方以北)
葉が細長く、先端がとがり、無毛で、ほとんど光沢がないのが特徴。
東日本に分布の中心があり、日本海側に多い傾向がある。
花の色は赤みの強いものが標準的だが、さまざまな濃淡がある。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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