・イワボタンの花・ヨゴレネコノメとの違いを紹介しています。
イワボタンの花を初めて見た日
イワボタンの花を初めて見たのは、2018年3月24日に、神奈川県葉山町・森戸川林道で見ることができた。
(イワボタンの花 2022年3月28日撮影)
イワボタンの名前の由来
イワボタンの名前の由来は、枝の葉っぱが大型になり、ボタンの花に似ているところから名付けられた。
漢字表記は「岩牡丹(いわぼたん)」。
別名 ミヤマネコノメソウであるが、名前に反して、標高の高い場所には生えない。
イワボタンの生えている場所
イワボタンの生えている場所は、自分が見た限りでは、沢沿いに群生しているのを確認することができた。
ヨゴレネコノメとの違い
厄介なのが、同じ時期に花が咲く、ヨゴレネコノメによく似ていて、判別に迷ってしまう。
違いはまず葯(やく)の色
- ヨゴレネコノメ 赤色
- イワボタン 黄色
ちなみに葯とは、雄しべの先の花粉が入った袋をいう。
また葉っぱの色も違い
- ヨゴレネコノメ 開花しているときは黒色
- イワボタン 緑色
(参考 ヨゴレネコノメの花)
(イワボタンの花)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
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イワボタンを見た経験談
イワボタンの花がもう1度見たいと思い、2022年3月28日に再び森戸川林道を訪れた。
林道を歩いていると、沢沿いの近くの岩場にネコノメソウの仲間らしき花が目に飛び込んできた。
近づいて見ると、イワボタンの花がちょうど見ごろを迎えていた。
(イワボタンの花)
イワボタンの花を見て思うことは、花は1つ1つとても小さいが、黄色を帯びた花が目を引く。
またイワボタンの花が群生している姿は圧巻の一言であった。
森戸川林道を歩いていて思ったことは、イワボタンはいたるところにたくさん生えているが、同じ仲間のヨゴレネコノメが生えているような環境なのに全く無かった。
ネコノメソウの仲間の花を見ると、スミレの花同様に春の訪れを感じる。
イワボタンの花がいたるところに咲いていたので、被写体を選ぶのに迷うほどであった。
無事イワボタンの花を撮影することができた。
(上の2点ともイワボタンの花 2022年3月28日撮影)
(イワボタンの花の群落)
イワボタン(ユキノシタ科)花期3~4月
分布 本州(関東地方以西)・四国・九州
北向きの斜面やスギが植林されているような、やや薄暗い環境を好み、岩が露出しているような場所に多い。
花のすぐ下にある苞葉(ほうよう)が鮮やかな黄色に染まる。
ちなみに苞葉とは芽やつぼみを包んでいる特殊な形をした葉をいう。
葉には白くかすれたような斑(ふ)が入ることが多い。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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