・カワラサイコの花・ミツバツチグリとの違い・カワラサイコを見た経験談を紹介しています。
カワラサイコの花を初めて見た日
カワラサイコの花を初めて見たのは、2023年7月6日に、東京都府中市郷土の森公園近くの多摩川河川敷で見ることができた。
(カワラサイコの花)
カワラサイコの名前の由来
カワラサイコの名前の由来は、まず、柴胡(さいこ)はセリ科・ミシマサイコの漢名。
河原に多く、太い根の茎がミシマサイコに似ているところから名付けられた。
カワラサイコの花言葉
カワラサイコの花言葉は、「愛の喜び」
カワラサイコの生えている場所
カワラサイコの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい河原に生えているのを確認することができた。
ミツバツチグリとの違い
厄介なのが、ミツバツチグリの花に似ていて、植物観察を始めたときは戸惑ってしまう。
違いはまず花期の違い
- ミツバツチグリ 春
- カワラサイコ 夏
(参考 ミツバツチグリの花)
(カワラサイコの花)
また葉っぱの形も違い
- ミツバツチグリ 葉っぱが3つに分かれている
- カワラサイコ 15~29個の小葉からなる奇数羽状複葉
ちなみに小葉とは、複数で構成されている小さい葉っぱをいう。
また羽状複葉とは、小さい葉っぱが左右に羽状に並んでいるものを指す。
(参考 ミツバツチグリの葉)
(カワラサイコの葉)
両者の違いは、葉っぱの形が明らかに違い、容易に判別することができる。
ミツバツチグリの記事はこちらからどうぞ
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カワラサイコを見た経験談
カワラサイコの名前を知ったのは、2023年6月下旬に自分が見ている花ブログであった。
カワラサイコが多摩川に生えていることが紹介されていたので、インターネットで細かい場所を調べてみる。
すると、東京都府中市郷土の森公園近くの多摩川河川敷にあることが紹介されていて、日にちをおいて現地へ向かった。
多摩川河川敷に着いて、河原の芝生付近をウロウロしていると、ミツバツチグリに似た黄色の花が目に飛び込んできた。
近づいてみると、葉っぱが羽状に裂けているので、カワラサイコの花であることがわかった。
(カワラサイコの花)
(カワラサイコの葉)
カワラサイコの花を初めて見たとき、明るい黄色の花はよく目立つ。
しかし、植物観察に興味が無いと、花は直径1.5cmぐらいと小さいので、つい見逃してしまう。
(カワラサイコの花)
カワラサイコの葉っぱは、羽状に裂けていて、形も独特なので、意外と目立つ。
(カワラサイコの葉)
カワラサイコと同じ仲間・ヒロハノカワラサイコがあるが、多摩川で両者が同じ場所に生えていることは無い。
カワラサイコは国の絶滅危惧種に指定されていないが、地方自治体によっては、絶滅危惧種に指定されている。
ちなみにカワラサイコを観察した東京都では、河川の開発などの株数減少で、絶滅危惧種に指定されている。
カワラサイコの花は咲き始めであったが、花の咲いている場所は、その一画のみであった。
自宅に帰宅して、図鑑を見て、気づいたことであるが、小葉と小葉の間に付属の小さい葉っぱがあることを知り、付属の小さい葉っぱを撮影することが今後の宿題となった。
無事カワラサイコの花を撮影することができた。
(カワラサイコの花)
カワラサイコ(バラ科)花期6~8月
分布 本州・四国・九州
日当たりのよい河原や砂地に生える多年草。
小葉は羽状に深く裂け、裏面に綿毛が密生する。
小葉と小葉の間に付属の小さい葉がある。
花は黄色。
副萼片(ふくがくへん)は萼片より小さく、長い絹のような毛が生える。
ちなみに副萼片とは、花びらを覆う葉の部分をいう。
また、萼片とは花の外側にある集合体をいう。
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)
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