・ナガバノスミレサイシンの花・ナガバノスミレサイシンに似ている花(スミレサイシン・ヒナスミレ)との違いを紹介しています。
ナガバノスミレサイシンの花を初めて見た日
ナガバノスミレサイシンの花を初めて見たのは、2019年3月24日に、東京都八王子市・高尾山で見ることができた。
(ナガバノスミレサイシンの花 2024年3月28日撮影)
ナガバノスミレサイシンの名前の由来
ナガバノスミレサイシンの名前の由来は、日本海側に分布するスミレサイシンに似ていて、葉っぱが長いところから名付けられた。
ちなみにナガバの漢字表記は「長葉」で、サイシンはスミレサイシンの葉っぱが、ウマノスズクサ科・ウスバサイシンの葉っぱに似ているところからとされている。
ナガバノスミレサイシンの花言葉
ナガバノスミレサイシンの花言葉は、「私を愛して」
ナガバノスミレサイシンの生えている場所
ナガバノスミレサイシンの生えている場所は、自分が見た限りでは、山地の林下に生えているのを確認することができた。
ナガバノスミレサイシンに似ている花
ナガバノスミレサイシンに似ている花との違いをまとめました。
スミレサイシンとの違い
厄介なのが、スミレサイシンと名前は被っているが、明らかに違う。
1.分布域
- スミレサイシン 主に日本海側
- ナガバノスミレサイシン 主に太平洋側
2.花びらの幅
スミレサイシンより、ナガバノスミレサイシンのほうが、やや細い
(参考 スミレサイシンの花)
(ナガバノスミレサイシンの花)
3.葉っぱの形
- スミレサイシン 心形
- ナガバノスミレサイシン 細い披針形
(参考 スミレサイシンの葉)
(ナガバノスミレサイシンの葉)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
スミレサイシンの記事はこちらからどうぞ
スミレサイシンの花を紹介しています。
ヒナスミレとの違い
厄介なのが、同じ時期・場所に生えるヒナスミレがあり、意外と判別に迷ってしまう。
違いはまず花の色
- ヒナスミレ 淡い紅色
- ナガバノスミレサイシン 淡い紫色
(参考 ヒナスミレの花)
(ナガバノスミレサイシンの花)
また葉っぱの形も違い
- ヒナスミレ 長い卵形~披針形
- ナガバノスミレサイシン 細い披針形
(参考 ヒナスミレの葉)
(ナガバノスミレサイシンの葉)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
ヒナスミレの記事はこちらからどうぞ
・ヒナスミレの花・ヒナスミレに似ている花との違いを紹介しています。 ヒナスミレの花を初めて見た日 ヒナスミレの…
ナガバノスミレサイシンを見た経験談
2024年3月28日、オカスミレの花を目当てに、東京都八王子市・南高尾を訪れる。
南高尾の尾根道を歩いていると、足元に淡い紫色のスミレの花が点々と咲いている。
よく見ると、ナガバノスミレサイシンの花が咲き始めであった。
(ナガバノスミレサイシンの花 2024年3月28日撮影)
ナガバノスミレサイシンの花は、スミレの花では大きな部類に入る。
またナガバノスミレサイシンの淡い紫色の花は、スミレの花では大きいこともあり、よく目立つ。
ナガバノスミレサイシンの花が咲くと、春本番の実感がわく。
(ナガバノスミレサイシンの花 2024年3月28日撮影)
ナガバノスミレサイシンの花は基本・淡い紫色である。
しかし、白色の花もあり、シロバナナガバノスミレサイシンと分ける考えがある。
ナガバノスミレサイシンの葉っぱは、名前の由来のとおり、長さは10cmで、スミレの葉っぱではかなり長い。
スミレの判別に迷ったときは、手がかりの1つになる。
(ナガバノスミレサイシンの葉)
南高尾のナガバノスミレサイシンの花は咲き始めで、各個体の花の色は微妙に違う。
そのなかに、シロバナナガバノスミレサイシンの花も紛れていて、スミレの花の撮影を楽しむことができた。
(ナガバノスミレサイシンの花 2024年3月28日撮影)
ナガバノスミレサイシン(スミレ科)花期4~5月
分布 本州(関東以西)・四国・九州
山の雑木林の下に生えるが、比較的浅い山に多く、東京近辺では高尾山や丹沢で見ることができる。
葉が花より遅れて伸びてくる傾向がある。
葉は無毛だが、裏側の基部に少し毛がある。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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