・ノカンゾウの花・ノカンゾウに似ている花(ニッコウキスゲ・ハマカンゾウ・ムサシノキスゲ)との違い・ノカンゾウを見た経験談を紹介しています。
ノカンゾウの花を初めて見た日
ノカンゾウの花を初めて見たのは、2016年6月24日に、神奈川県川崎市中原区・江川せせらぎ遊歩道で見ることができた。
(ノカンゾウの花 2023年7月27日撮影)
ノカンゾウの名前の由来
ノカンゾウの名前の由来は、漢名の萱草(かんぞう)をそのまま音読みし、野山の多く咲くことから名付けられた。
花びらが赤みを帯びることが多いので、ベニカンゾウの別名がある。
ノカンゾウの花言葉
ノカンゾウの花言葉は、「悲しみを忘れる」・「愛の忘却」・「気品」・「宣告」
ノカンゾウの生えている場所
ノカンゾウの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい水路沿いに生えているのを確認することができた。
ノカンゾウに似ている花
ノカンゾウに似ている花との違いをまとめました。
ニッコウキスゲとの違い
厄介なのが、ニッコウキスゲの花に似ていて、判別が少し難しい。
違いはまず生えている場所
- ニッコウキスゲ 標高1000m以上の高原
- ノカンゾウ 平地の日当たりのよい湿った場所
また花の色も違い
- ニッコウキスゲ 黄色
- ノカンゾウ オレンジ色
(参考 ニッコウキスゲの花)
(ノカンゾウの花)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
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ハマカンゾウとの違い
厄介なのが、ハマカンゾウの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。
違いはまず生えている場所
- ハマカンゾウ 日当たりのよい海岸
- ノカンゾウ 平地の日当たりのよい湿った場所
また葉っぱにも違いがあり
- ハマカンゾウ 葉が厚く、光沢があり、冬でも枯れない
- ノカンゾウ 葉が薄く、冬には枯れる
(参考 ハマカンゾウの葉)
(参考 ハマカンゾウの花)
(ノカンゾウの花)
両者の違いは、生えている場所を確認すれば、容易に判別できる。
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ムサシノキスゲとの違い
厄介なのが、ムサシノキスゲの花に似ていて、判別は少し難しい。
1.生えている場所
- ムサシノキスゲ 丘陵地
- ノカンゾウ 平地の日当たりよい湿った場所
2.花の咲く時期
- ムサシノキスゲ 4~5月
- ノカンゾウ 7~8月
3.花の色の違い
- ムサシノキスゲ 黄色
- ノカンゾウ オレンジ色
(参考 ムサシノキスゲの花)
(ノカンゾウの花)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
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ノカンゾウを見た経験談
2023年7月27日、コウホネの花を探しに、神奈川県海老名市・貫抜川用水路を訪れる。
水路沿いを歩いていると、オレンジ色のユリの花が目に飛び込む。
近づいてみると、花が一重咲きであることから、ノカンゾウの花であることがわかった。
(ノカンゾウの花 2023年7月27日撮影)
ノカンゾウの花を見ていると、鮮やかなオレンジ色の花は、真夏の季節にマッチしている。
また花がオレンジ色であることから、目につきやすい花であることを感じた。
しかし、ノカンゾウの花はオレンジ色で目立っているにも関わらず、花に興味が無いと、スルーされてしまう。
(ノカンゾウの花 2023年7月27日撮影)
同じ仲間で平地に生えているヤブカンゾウの花によく似ているが、ヤブカンゾウの花は八重咲きなので、容易に判別できる。
ノカンゾウの花はちょうど見ごろであり、花の咲いている向きを考慮して撮影した。
しかし、自宅に帰宅して、被写体を調べると、ノカンゾウの葉っぱを撮影するのを忘れてしまう。
今後の宿題として、ノカンゾウの葉っぱを撮影することである。
(ノカンゾウの花 2023年7月27日撮影)
ノカンゾウ(ユリ科 APG分類ではススキノキ科)花期7~8月
分布 本州・四国・九州・沖縄
湿り気のある場所を好むので、池や沼のほとり、溝の縁などに多い。
高さは70cmほどになり、茎の上部で2つに枝分かれして、10個前後の花を次から次へ咲かせる。
花びらは外側の花びら3枚と内側の花びら3枚からなるが、微妙な違いがあり、外側の花びらはやや幅が細く、縁は全縁。
内側の花びらは幅が広く、縁は波打つ。
(山渓フィールドブックス 夏の野草参照)
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