シモツケの花を初めて見たのは、2020年5月31日で、
場所は神奈川県横浜市戸塚区の舞岡公園で見ることができた。
シモツケの名前の由来は、下野(栃木県)産のものが、古くから栽培されていたことによる。
ちなみに下野(しもつけ)は昔の栃木県の古名である。
シモツケの生育環境は自分の所有している図鑑の通り、日当たりのよい場所に生えているのを
確認することができた。
シモツケの花の色はピンク色と明るい色なので、目につく花だと思う。
ただ厄介なのが同じ仲間のシモツケソウと花がかなり似ていて、最初の頃は判別するのに迷ってしまう。
違いはシモツケソウは草の分類なのに対して、シモツケは木の分類に当てはまる。
また葉の形も明らかに違う。
シモツケソウは葉が掌(てのひら)状になるのに対して、シモツケは披針形~卵形である。
シモツケは庭木や公園樹などの栽培が適していて、自分の家の近くの川崎市中原区の
江川せせらぎ遊歩道で植栽のシモツケの花が初夏になれば咲いているのも確認している。
シモツケの花は見ているものだと思っていたが、自分の所有している図鑑に初めてシモツケの花を見た
年月日が記載されておらず、舞岡公園に訪れたときにシモツケの花を記念に撮影したのは、
今となってよかったと実感することができた。
(上の2点ともシモツケの花 2020年5月31日撮影)
シモツケ(バラ科)花期5~7月
分布 本州・四国・九州
日当たりのよい山地に生える落葉低木。
礫(こいし)混じりの草地で、まわりに丈の高い木や草がない場所に生える。
登山道の付近や高原に多い。
高さは1mほどになる。
花は新枝の先端に咲く。
花序は直径7cmほどで、その中に100個以上も小さな花が集まっている。
花の色には濃淡があり、花弁より雄しべが長い。
花が美しいために庭に植えられることも多く、茶花などに使われる。
花言葉は「無駄」や「無益」・「整然とした愛」・「はかなさ」・「努力」・
「自由」・「気まま」・「爽やかな朝」
(山渓フィールドブックス 樹木春夏編参照)