・ヒロハノアマナの花・アマナとの違いを紹介しています。
ヒロハノアマナの花を初めて見た日
ヒロハノアマナの花を初めて見たのは、2019年3月20日に、東京都清瀬市・中里緑地保全地域で見ることができた。
(ヒロハノアマナの花 2022年3月25日撮影)
ヒロハノアマナの名前の由来
ヒロハノアマナの名前の由来は、アマナの花に似て、アマナの葉っぱより幅が広いことから名付けられた。
図鑑によっては、ヒロハアマナで紹介されている。
ヒロハノアマナの生えている場所
ヒロハノアマナの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい草むらに群生して生えているのを確認することができた。
アマナとの違い
厄介なのが、アマナの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。
違いは葉っぱの特徴
- アマナ 細い
- ヒロハノアマナ 葉っぱの中央に白いすじが入る。
(参考 アマナの葉)
(ヒロハノアマナの葉)
またアマナの花より、ヒロハノアマナの花のほうが大きい。
両者の違いは、葉っぱの特徴を確認すれば、間違えることは無い。
アマナの記事はこちらからどうぞ
アマナの花を紹介しています。
ヒロハノアマナを見た経験談
2022年3月25日、天気が晴れていたので、もしかしたら「ヒロハノアマナの花が咲いているかも?」と思い、再び清瀬市・中里緑地保全地域を訪れる。
中里緑地保全地域に着いて、ヒロハノアマナの花を探すと、着いた時間が早いこともあり、花が開いている株が少ない。
現地のボランティアスタッフの話を伺うと、時間が早いこと、ヒロハノアマナの花が最盛期を過ぎたことが原因で、花が少なかった。
スタッフの人と話をしていて、少し時間が経ち、もう1度ヒロハノアマナの花を探すと、開いている株があった。
(ヒロハノアマナの花 2022年3月25日撮影)
まずヒロハノアマナを含めたアマナの仲間は、天気が晴れた日でないと、花は開かない。
ヒロハノアマナを観察していて思うことは、天気の影響があることで、気難しいと感じる。
ヒロハノアマナの花は白色であることから、可愛い印象を受ける。
(ヒロハノアマナの花 2022年3月25日撮影)
ヒロハノアマナは早春植物(スプリング・エフェメラル)なので、初夏になると、植物全体が地上から姿を消す。
ヒロハノアマナは珍しい植物なので、自分が知っている限り、清瀬市でしか見たことが無い。
またヒロハノアマナは、日本全国に隔離分布している。
ヒロハノアマナの花が少し咲いていて、なんとか撮影することができた。
ボランティアスタッフの保護活動の甲斐があり、ヒロハノアマナの花を普通に見ることが出来ている。
いつまでも、ヒロハノアマナの花が見られる環境が残ってほしいと願うばかりである。
(ヒロハノアマナの花 2022年3月25日撮影)
ヒロハノアマナ(ユリ科)花期3~4月
分布 本州(関東~近畿地方)
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
水田や河原の土手などの湿り気がある場所を好むが、石灰岩地では落葉樹の下などにも生えている。
地上生活が、わずか3か月の春植物である。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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