
・ムラサキケマンの花・ムラサキケマンに似ている植物(シャク・ジロボウエンゴサク・ホトケノザ・ヤマエンゴサク)との違い・ムラサキケマンを見た経験談を紹介しています。
ムラサキケマンの花を初めて見た日
ムラサキケマンの花を初めて見たのは、2016年3月26日に、川崎市宮前区・東高根森林公園で見ることができた。
(ムラサキケマンの花 2024年4月6日撮影)
ムラサキケマンの名前の由来
ムラサキケマンの名前の由来は、まずムラサキについて、花の色が紫色であることから。
次にケマンについては、仏殿などに飾る仏具を指す。
しかし、今の時代「ケマン」と言われても、ピンとこない。
別名 ヤブケマン
ムラサキケマンの花言葉
ムラサキケマンの花言葉は、「喜び」・「あなたの助けになる」
ムラサキケマンの生えている場所
ムラサキケマンの生えている場所は、自分が見た限りでは、湿り気のある場所に群生しているのを確認することができた。
ムラサキケマンに似ている植物
ムラサキケマンに似ている植物をまとめました。
シャクとの違い
厄介なのが、シャクの葉っぱに似ていて、判別が少し難しい。
1.分類
- シャク セリ科
- ムラサキケマン ケシ科
2.花の形
(参考 シャクの花)
(ムラサキケマンの花)
ムラサキケマンはシャクと違い、葉っぱから悪臭がするので、区別がつく。
(参考 シャクの葉)
(ムラサキケマンの葉)
両者の違いは、花の形・葉っぱの悪臭の有無を確認すれば、間違えることは無い。
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ジロボウエンゴサクとの違い
厄介なのが、ジロボウエンゴサクの花に似ていて、判別が少し難しい。
1.花の色
- ジロボウエンゴサク 淡いピンク色
- ムラサキケマン 濃い紫色
2.花の咲き方
- ジロボウエンゴサク まばらに咲く
- ムラサキケマン 集まって咲く
(参考 ジロボウエンゴサクの花)
(ムラサキケマンの花)
3.苞葉(ほうよう)の形
- ジロボウエンゴサク 切れ込まない
- ムラサキケマン 先が切れ込む
ちなみに苞葉とは、芽やつぼみを包んでいる特殊な形をした葉っぱをいう。
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
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ジロボウエンゴサクの花・ジロボウエンゴサクに似ている花(ムラサキケマン・ヤマエンゴサク)との違いを紹介しています。
ホトケノザとの違い
厄介なのが、ホトケノザの花に少し似ていて、判別が少し難しい。
1.分類
- ホトケノザ シソ科
- ムラサキケマン ケシ科
2.花の形
(参考 ホトケノザの花)
(ムラサキケマンの花)
両者の違いは、花の形を確認すれば、間違えることは無い。
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ヤマエンゴサクとの違い
厄介なのが、ヤマエンゴサクの花に似ていて、判別が難しいと感じる。
違いは花の色
- ヤマエンゴサク 淡い青色・淡い紅紫色
- ムラサキケマン 紫色
(参考 ヤマエンゴサクの花)
(ムラサキケマンの花)
両者の違いは、花の色を確認すれば、間違えることは無い。
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ヤマエンゴサクの花・ヤマエンゴサクに似ている花との違いを紹介しています。
ムラサキケマンを見た経験談
2024年4月6日、アカネスミレの花を目当てに、東京都八王子市・滝山丘陵を訪れる。
アカネスミレの花を見ることができたので、東秋留駅に戻る途中、紫色の面白い形をした花が目に飛び込む。
よく見ると、ムラサキケマンの花が咲いているのを確認することができた。
(ムラサキケマンの花 2024年4月6日撮影)
毎年ムラサキケマンの花を見ていて、「これが花なのか?」と疑問を持ってしまう。
しかし、ムラサキケマンの花は紫色で、面白い形をしていることから、目につきやすい。
(ムラサキケマンの花 2024年4月6日撮影)
ムラサキケマンの紫色の花は、春の季節によく似合う。
またムラサキケマンの花が咲くと、春本番であることを実感する。
(ムラサキケマンの花 2024年4月6日撮影)
ムラサキケマンの花は基本紫色であるが、白色のものをユキヤブケマンと区別することがある。
(ムラサキケマンの花 2024年4月6日撮影)
ちなみにムラサキケマンを含めたケシ科は、春になると、似ている花が多く咲くことから、植物観察初心者にとって、判別に頭を悩ませる。
ムラサキケマンは群生していることから、雑草扱いである。
またムラサキケマンには、全体に毒が含まれている。
さらにムラサキケマンは、ウスバシロチョウの幼虫の食草。
滝山丘陵のムラサキケマンの花は見ごろであり、花付きの良いものを選んで、撮影することができた。
今後の宿題として、ムラサキケマンの苞葉を撮影することである。
(ムラサキケマンの花 2024年4月6日撮影)
(ムラサキケマンの葉)
ムラサキケマン(ケシ科)花期4~6月
分布 日本全土
秋に芽生え茶色がかった葉を、地面に平らに広げて冬を越す。
春になると、葉の中央から花茎を伸ばし、みるみるうちに30cmほどになる。
花茎は無毛で、太くやわらかい。
軟弱な草で強い雨に打たれたりすると、茎は半ば倒れるが、日が差せばすぐ元に戻る。
茎の上部に花をびっしりと咲かせる。
花茎の先端の花が咲く頃には、下部ではすでに長さ2cm弱の実をつけている。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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