ツクバキンモンソウの花ツクバキンモンソウに似ている花との違いを紹介しています。

ツクバキンモンソウの花を初めて見た日

ツクバキンモンソウの花を初めて見たのは、2017年4月22日に、東京都八王子市・高尾山で見ることができた。

ツクバキンモンソウの花(ツクバキンモンソウの花 2021年4月9日撮影)

ツクバキンモンソウの名前の由来

ツクバキンモンソウの名前の由来は、同じ仲間のニシキゴロモの変種とされていて、茨城県・筑波山で最初に見つかったことから名付けられた。

ツクバキンモンソウの生えている場所

ツクバキンモンソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、山地丘陵地の林下に生えているのを確認することができた。

ツクバキンモンソウに似ている花

ツクバキンモンソウに似ている花との違いをまとめました。

ジュウニヒトエとの違い

厄介なのが、ジュウニヒトエ花の色・形が似ていて、判別に迷ってしまう。

違いはまず草の高さ

  • ジュウニヒトエ 10~25cm
  • ツクバキンモンソウ 5~15cm

また花のつき方にも違いがあり

  • ジュウニヒトエ 花の形がしっかりしている
  • ツクバキンモンソウ ジュウニヒトエほど花の形がしっかりしていない

ジュウニヒトエの花(参考 ジュウニヒトエの花)

ツクバキンモンソウの花(ツクバキンモンソウの花)

両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。

ジュウニヒトエの記事はこちらからどうぞ

キランソウとの違い

厄介なのが、キランソウの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。

違いはまず花の色

  • キランソウ 紫色
  • ツクバキンモンソウ 白色

キランソウの花(参考 キランソウの花)

ツクバキンモンソウの花(ツクバキンモンソウの花)

次に葉脈の色の違い

  • キランソウ 葉っぱと同じ緑色
  • ツクバキンモンソウ 暗い紫色

ツクバキンモンソウの葉(ツクバキンモンソウの葉脈)

両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。

キランソウの記事はこちらからどうぞ

ツクバキンモンソウを見た経験談

2021年4月9日、クマガイソウの花を目当てに、神奈川県藤沢市を訪れる。
クマガイソウ自生地の帰り道、丘陵地を散策していると、ジュウニヒトエの花が咲いている?と思った。
近づいてみると、ツクバキンモンソウの花が咲いているのを確認することができた。

ツクバキンモンソウの花(ツクバキンモンソウの花 2021年4月9日撮影)

ツクバキンモンソウは、ジュウニヒトエの生え方と違い、地面スレスレに生えている

ツクバキンモンソウの葉っぱは、脈が紫色とハッキリしている

ツクバキンモンソウの葉(ツクバキンモンソウの葉)

ツクバキンモンソウは普通にある花では無い。
国の絶滅危惧種に指定されていないが、都道府県によっては絶滅危惧種に指定されている。

3年ぶりにツクバキンモンソウの花を見れたことが嬉しく、被写体を夢中に撮影していた。

ツクバキンモンソウの花(ツクバキンモンソウの花 2021年4月9日撮影)


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ツクバキンモンソウ(シソ科)花期4~5月
分布 本州(関東地方以西)・四国
葉脈と葉の裏が紫色をしているのがよい目印となる。
花の上唇(じょうしん)が短く、雄しべが飛び出して見えるのが特徴である。
ちなみに上唇とは、唇形花(しんけいか)の上の部分を指し、シソ科の花の形の特徴。

山地の日当たりのよい場所に生える。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
 


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